真剣師の現在
かつて麻雀、将棋、囲碁などの盤遊戯において、
イカサマを含めた稼ぎで生計を立てていた人間を、
『真剣師』 と呼びました。
真剣師は江戸時代からいたとされ、半丁やすごろくなどでも、
この手の者は多く居たとされており、
ギャンブルが昔から存在していたことが分かります。
ですが、この頃は質素倹約が秩序とされてきましたので、
賭博も、倹約の名のもとに禁止されてきました。
幕府の目をくぐり抜け、賭博を行ってきたという過去があるからからこそ、
現在も賭博行為には、悪なイメージが付いているのでは無いでしょうか。
実際、現状も賭博行為は禁止されているため、
表沙汰にして賭博を行うものはおりません。
ですが、現在も少なからず、
「真剣師は存在しているのではないか!?」 と言われています。
例えば、雀荘なども麻雀の真剣師の勝負場ですし、
街中の将棋部屋もそうです。
囲碁や将棋での真剣師はほぼ居ないのではないかと、
言われてはおりますが、現在も全く居なくなったわけではありません。
違法賭博の始祖として、
今現在も賭博行為として影で楽しんでいる人がいるのです。
もちろん、公共の場で賭博行為を行えば、摘発対象になります。
真剣師も、そうした名前は付いておりますが、
決して、良い呼び名ほど格好いい存在ではありません...
(言ってみれば、ただの違法賭博者です...)
許された範囲でギャンブルを楽しむことが、
現在のギャンブルの付き合い方として、一番正しい方法なのです。